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~罪の天秤~
第4章 人の彼氏を誘う罪
「俺の彼女さ、超性格悪いんだよね」
あー分かるー。
「高校の時から付き合ってるんだけど、人を虐めて楽しんでるっていうか……まあどんな気持ちで虐めてるのか分かんないんだけど」
いやー楽しそうに笑いながら虐めてますけど?
「だからいろんな女の子と会って、由梨…あ、俺の彼女の名前ね、由梨の気持ちが分かる子を探してんの」
そう言って田中雅也はビールを口に流し込んだ。
「そんな子、いないと思うけどな」
思わずそんな言葉が口をついて出た。
「正直、その彼女歪んでると思う。人を見て友達同士で意味もなく笑ったり、私の制服やエプロンを汚いものでも扱うかのように触ったり…そんなことする人が世の中にごろごろいても困るんですけど?」
気づいた時には遅かった。
田中雅也は私の言葉に目を丸くして私を凝視している。
「な、なーんてね!」
可愛くぶってみたけど効果なし。
唯一の救いは周りが私たちの変な雰囲気に気づかず盛り上がってることだけだ。
あー分かるー。
「高校の時から付き合ってるんだけど、人を虐めて楽しんでるっていうか……まあどんな気持ちで虐めてるのか分かんないんだけど」
いやー楽しそうに笑いながら虐めてますけど?
「だからいろんな女の子と会って、由梨…あ、俺の彼女の名前ね、由梨の気持ちが分かる子を探してんの」
そう言って田中雅也はビールを口に流し込んだ。
「そんな子、いないと思うけどな」
思わずそんな言葉が口をついて出た。
「正直、その彼女歪んでると思う。人を見て友達同士で意味もなく笑ったり、私の制服やエプロンを汚いものでも扱うかのように触ったり…そんなことする人が世の中にごろごろいても困るんですけど?」
気づいた時には遅かった。
田中雅也は私の言葉に目を丸くして私を凝視している。
「な、なーんてね!」
可愛くぶってみたけど効果なし。
唯一の救いは周りが私たちの変な雰囲気に気づかず盛り上がってることだけだ。