この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~罪の天秤~
第2章 人の彼氏を奪う罪
私はこっそりトイレに行くと携帯を取り出した。
ラインを開き渡辺雪菜の彼氏である梅田雄二にメッセージを送る。
『今日駅前のカラオケ行かない?』
『え、今日?』
『うん、今日!』
『マジか。』
『じゃ、22時ね』
『強制かよ(笑)しゃあねえな~』
渡辺雪菜にはもちろん私と雄二が繋がってるなんて言ってない。
雄二にも渡辺雪菜を知ってるなんて言ってないし、そもそもこの焼肉屋でバイトしてることすら言ってない。
言わなかったことに深い理由なんてなかったけど、今はそれが助かったと思った。
私が雄二と友達だってバレたら渡辺雪菜に警戒されるからね。
ラインを開き渡辺雪菜の彼氏である梅田雄二にメッセージを送る。
『今日駅前のカラオケ行かない?』
『え、今日?』
『うん、今日!』
『マジか。』
『じゃ、22時ね』
『強制かよ(笑)しゃあねえな~』
渡辺雪菜にはもちろん私と雄二が繋がってるなんて言ってない。
雄二にも渡辺雪菜を知ってるなんて言ってないし、そもそもこの焼肉屋でバイトしてることすら言ってない。
言わなかったことに深い理由なんてなかったけど、今はそれが助かったと思った。
私が雄二と友達だってバレたら渡辺雪菜に警戒されるからね。