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~罪の天秤~
第5章 私の犯した罪の罰
「ごめんねぇ。セフレだったんだってね~私に浮気されたからショックだったんだって~ゆうちゃんってば超可愛くなぁい?」
ゆうちゃん……甘ったるく放たれたその響きに本気で鳥肌がたった。
「後は私がいるから大丈夫だよぉ?あ、それと女の子なんだからもっと自分を大事にしなきゃだよ!セフレなんてよくないんだからぁ」
それをお前が言うのかよ。
そうキレそうになったけど雄二の顔を見たら飲み込めた。
何で私は雄二に浮気なんかさせちゃったんだろう。
もし二人が私の計画なんかじゃなく二人の間で別れることができていればこんなふうに拗れたりしなかったのに。
雄二……雄二…ごめん…
「あらぁ、泣いちゃったのぉ?もしかしてセフレだと思ってたのはゆうちゃんだけだったぁ?ゆうちゃんもホント悪い男だよねぇ。」
渡辺雪菜に言われて私は自分が涙を流していることに気付いた。
自惚れるつもりはない。
最初にセフレと言ったのは雄二だし。
私もそのつもりだった。
だけど……
雄二ともうセックスができなくなることよりも
雄二と付き合う未来が想像できなくなることよりも
この女とまた付き合わせてしまったことが申し訳ない。
ゆうちゃん……甘ったるく放たれたその響きに本気で鳥肌がたった。
「後は私がいるから大丈夫だよぉ?あ、それと女の子なんだからもっと自分を大事にしなきゃだよ!セフレなんてよくないんだからぁ」
それをお前が言うのかよ。
そうキレそうになったけど雄二の顔を見たら飲み込めた。
何で私は雄二に浮気なんかさせちゃったんだろう。
もし二人が私の計画なんかじゃなく二人の間で別れることができていればこんなふうに拗れたりしなかったのに。
雄二……雄二…ごめん…
「あらぁ、泣いちゃったのぉ?もしかしてセフレだと思ってたのはゆうちゃんだけだったぁ?ゆうちゃんもホント悪い男だよねぇ。」
渡辺雪菜に言われて私は自分が涙を流していることに気付いた。
自惚れるつもりはない。
最初にセフレと言ったのは雄二だし。
私もそのつもりだった。
だけど……
雄二ともうセックスができなくなることよりも
雄二と付き合う未来が想像できなくなることよりも
この女とまた付き合わせてしまったことが申し訳ない。