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~罪の天秤~
第7章 重ねる罪の覚悟
「あんま泣くなよ。まだ全然解決したわけじゃねえのにまたすぐ会いたくなっちゃうじゃん」

キスの合間にそう言って雄二が苦笑いする。

「ごめん…ごめんね……」

「大学卒業するまであと1年ちょっとだろ?卒業したらさ、一緒に住も?それまでには何とかするからさ……だからぜってえ自分で何かしようとすんなよ?お前は目を離すと何しでかすかわかんねえ」

雄二の言葉にドキっとした。
まさにそれは今私が現在進行形でやっていること。
バレたら絶対お仕置きだ。

「信用しろ。絶対に俺が解決する。お前はさ自分のせいだって思ってるだろうけどそうじゃねえんだよ。もともとは俺のせいだから。だから安心して待っててくれよ、な?」

雄二の瞳は力強くて、私を信じさせるには十分だった。
明日タカシくんにはやっぱり付き合えないって言おう。
ここまで雄二が言ってくれたんだから信用して待ってていたい。

「ん、待ってる」

「ごめん、本当はちゃんと解決してからやりたかったんだけど…悪い。もう我慢できねえ」

雄二の顔が近付いて再び唇が重なった。


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