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~罪の天秤~
第8章 制裁の始まり
眠ってしまってからそれほど時間は経ってなかったように思う。
ふと目を覚ました私が気づいた異変は自分の体だった。
手足を大きくひろげベッドの端にくくりつけられている。
寝返りも打てないせいか体が少し痛い。
「あ、起きた?」
ドアが開けられタカシくんが部屋に入ってきた。
この子がさっき言っていたことは本当なんだろうか。
本当にそんなひどいことができるんだろうか。
だけど空気が直接肌に触れる感覚に気付いて自分の体を確認すると、服はおろか下着さえ身につけていなかった。
「…何を……するの?」
「そんな怯えなくても気持ちいいことしかやんないよ?ってかちょっと興味あったんだよねぇ。人は快楽と愛とどっちを取るのか。あんたは気になんない?」
「な、ならないっ…!」
「そっか。残念だね。雪菜さんは快楽の方に結構ハマってくれてたみたいだったんだけど、あの人も頭おかしいからさ。結婚するに値しない男は男としての価値ないんだって。だからもう浮気は一旦止めるんだってさ」
うわ。あの子なら言いそうだけどさすがに酷すぎるな。
少しだけタカシくんに同情した。
私も彼女にはいろいろされたし、あの子の異常さも知っている。
タカシくんが傷つけられたであろうことは簡単に想像できた。
ふと目を覚ました私が気づいた異変は自分の体だった。
手足を大きくひろげベッドの端にくくりつけられている。
寝返りも打てないせいか体が少し痛い。
「あ、起きた?」
ドアが開けられタカシくんが部屋に入ってきた。
この子がさっき言っていたことは本当なんだろうか。
本当にそんなひどいことができるんだろうか。
だけど空気が直接肌に触れる感覚に気付いて自分の体を確認すると、服はおろか下着さえ身につけていなかった。
「…何を……するの?」
「そんな怯えなくても気持ちいいことしかやんないよ?ってかちょっと興味あったんだよねぇ。人は快楽と愛とどっちを取るのか。あんたは気になんない?」
「な、ならないっ…!」
「そっか。残念だね。雪菜さんは快楽の方に結構ハマってくれてたみたいだったんだけど、あの人も頭おかしいからさ。結婚するに値しない男は男としての価値ないんだって。だからもう浮気は一旦止めるんだってさ」
うわ。あの子なら言いそうだけどさすがに酷すぎるな。
少しだけタカシくんに同情した。
私も彼女にはいろいろされたし、あの子の異常さも知っている。
タカシくんが傷つけられたであろうことは簡単に想像できた。