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~罪の天秤~
第8章 制裁の始まり
「だからさ、実験させてよ。雄二さんと快楽、どっちを取るのかを」

タカシくんの目は異常なくらい鋭かった。
顔は笑っているのに目は笑ってない。
暖房はきいているはずなのに、背筋が氷ったように寒く感じた。

「まずはおっぱいからかなー」

裸の胸がタカシくんの手に包まれる。
昨日散々雄二とエッチしたことも要因なのか、先端はすぐに固くなった。
タカシくんの温かい掌が私の膨らみをぐにゅぐにゅと形を変えている。

「……ん…っ…」

「早いね、もう気持ちいい?この前も思ったけどやっぱ感じやすいのかなー?」

「は……あ…っ…」

全く知らない人が相手なら恐怖しか感じないのかもしれない。
何とも思ってなかった友達が相手なら嫌悪しか感じないのかもしれない。
だけど中途半端な感情があるからなのか、私はタカシくんの手に感じてしまっていた。
体の奥からとろりと何かが流れる感覚が襲う。

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