この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて
付き合う期間が短かった陽輔と華子は、
結婚してから色々デートに出掛ける日々なのだけれど。
でも。
まだ二人だけで花火を観に行ったことは無かった。
先日、うどん屋さんの短冊に書いた願いごと。
それは二人とも、
“一緒に花火を見に行けますように”
だったのだけれど――…。
花火が大好きな華子としては、
陽輔と一緒に花火大会に行きたくて仕方がなかった。
初めての花火大会――それは、正にデートだもん!
―――絶対!ようちゃんと観に行きたい!!