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だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて
―――ようちゃんの浴衣姿…素敵だろうなぁ///
その姿を想像しては、華子はひとりニヤニヤしながら毎日飽きずにその浴衣を眺めていた。
でも、二人の仕事の都合が付かなければ、
なかなか実現が難しいそのデート。
最近は仕事が変則的な勤務の陽輔。
帰宅が深夜に及ぶこともしばしばだった。
先月地元の情報誌に掲載された、〈県内の花火大会の日程〉
それと陽輔の勤務表を照し合わせてみる。
とりあえず土日中心に見ていくが、
勤務表には土日は出勤のマークが付いていた。
陽輔の休みと、土日休みの華子。
なかなか休みがあわないのが悲しい現実を突きつけられたのだった。
―――うーん!忌々しい、勤務表!