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だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて
「…わぁぁ、ようちゃん!凄い人だねー」
やっと出発する運びになり、陽輔と華子は歩いて花火大会会場へやって来た。
あれから家を出発するまで15分ぐらい掛かってしまった。
家を出るのが遅かった為、陽輔と華子が会場に着いた時には、もう花火大会は始まってしまっていたから、夜空に打ち上げられる花火を楽しみつつ、ゆっくり会場まで歩いて来たのである。
到着した会場は人で賑わっていた。
「いつもは静かなこの場所なのに。」
「あぁ、本当に。毎年凄い人だな。
何処から人が湧いて来るんだろうなぁ。」