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だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて


 修司が華子を本気で好きだったのは間違いない。
でもその歪んだ愛――自分勝手な気持ちに華子は酷く傷つけられたのだ。
 二人が付き合っている時は、なかなか手が出せないまま、泣いている華子の姿を傍で見ていることしか出来なかった自分。その時の泣いていた華子の姿を思いだす度に、陽輔はやりきれない気持ちになる。

 そんな目に会いながらも、華子は修司に自分から別れを告げたことに、必要の無い罪悪感を感じているようだった。
 
 そんな二人が、もし再開していたら・・・。
 
 華子のそんな気持ちに付け込んだ修司によってまた無理やり連れ去られる可能性を捨てきることは出来ないくて。
 帰って来ない華子のことを心配している時間、陽輔の頭の中はそのことで占められてしまう。



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