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だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて
もしかして、もしかして、もしかして――。
待っている間、悪い方へとばかり想像することを止めることが出来なかった陽輔。
華子の愛らしく装った姿が、自分以外の誰かに乱されて、無体にその白い肢体を晒している姿――そんな最悪のシチュエーションが目に浮かび、その心を苛み続けたのだった。
「華子、帰るぞ。」
「えっ!はっ花火は・・・」
「いいから。」
華子が花火を楽しみにしていたのは解っていたし、自分の為に可愛く装ったその姿だって、陽輔は凄く嬉しかったのだ。