パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 花火大会の夜は切なくて

　その足の指を舌てなぶれば華子はどんな風に鳴くのだろうか。
　その足の指は見た目と同じように甘いのだろうか。

　気を抜けば華子を押し倒し、その足の指を一本づつ舐めたい衝動に負けそうになる陽輔だった。
　
　
―――これはあくまで、手当てなんだ。
　
　
　怪我していない方の足から始めたそれ。

　陽輔は華子の足の指を、一本づつ丁寧に伸ばしながら拭き進めた。

　甘くゆるかやに吐き出される華子の小さな吐息は、無意識ゆえに艶かしく、華子の両足を拭き終えた頃には、陽輔の股間は張りつめていた。
　
　両足を拭き終え、陽輔は擦りむけた箇所を消毒すれば、一瞬顔をしかめた華子で。ぎゅっと痛みに耐える華子も可愛く、その痛みを与えているのが自分だということに満足感を覚える陽輔だった。
　
　消毒した場所にペタリと絆創膏を貼ってやり、手当ては終わった。