この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
病院から自宅に戻ってきて、目覚めたら自宅のベットの上だった。
熟睡していた華子にはその間の記憶は無かったけれど、陽輔はそのまま真っ直ぐベットに運んでくれた様だ。
―――それは、つまり。
華子の格好が朝と同じということを意味している。
華子が目覚めた時の格好は、Tシャツとハーフパンツのままの姿で。
着ていたはずの日焼け防止の為のカーディガンはどこかにいってしまった用だったけれど、墓掃除の時の姿のまま華子はベットにいて。
夢中になったそのキス――…。
溶けた氷だろうか。
それとも二人の交ざりあっただ液だろうか。
口もとから溢れたその液体は首すじを伝って流れ落ち、すでに濡れているTシャツを更に濡らしていった。