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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
熱で汗ばむ華子の躯。
着ているTシャツがただでさえ汗で湿っているのに、さっきの陽輔とのキスのせいで、グジョグジョした感触を更に強く感じる。
その布の感触が肌に気持ち悪い…そんな理由もあるのだけれど…躯じゅうがベタベタすると言うことは…Tシャツ以外のところも蒸れていたりするわけで―――…。
―――汚いからっ!ダっ、ダメーっ!
汗まみれな自分は、きっとあせ臭いに違いない―――ううん、絶対臭うはずで。
そんな自分の臭いを陽輔に嗅がれてしまうなんて…!
―――ダメーっ…////!よっ、ようちゃんに嫌われちゃう!
大好きな陽輔にそんな醜態をさらすのは、華子はずかし過ぎることだ。
人並みな容姿の華子に対して――可愛い。なぜなのかそう思ってくれている陽輔。
そんな陽輔に幻滅されてしまうのは嫌だった。
新婚1ヶ月目のまだ華子―――。
華子にとってそれはハードルが高い試練であった。