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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと


―――倒れたくせに一人でシャワーなんて。――ダメに決まってるだろう?


「危ない!」


陽輔が止めるのも聞かず、ベットから降りようと立ち上がった華子。
そのふらつく足は結局陽輔に支えられる羽目になってしまう。


「華子、今日は、シャワーは無理だね。」

「どうしても…だめ、かな?」


そんな風に上目使いでお願いされれば、陽輔の心が揺らがないわけは無い。
しっとりと濡れた黒い瞳が、困った光を浮かべていた。

華子の気持ちを思えば、シャワーを浴びたいだろうと思う陽輔である。

でも。
一人でシャワーを浴びている最中、華子が風呂場で倒れていたら―――そう思えば、陽輔が心配で気が気でなくなるのは当然だった。

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