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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと


―――まぁ、そんな華子の恥じらう姿も全て可愛いんだけど。


これは、一緒にシャワーを浴びるチャンスかもしれない。それを考えなかった陽輔では無い。

でも入浴は案外体力を奪う。


さっぱりはするだろうが、華子の躯に負担が掛かかってしまう事は間違いなくて。

自分を押し返した華子の腕に籠った、そのか弱さ。

その腕の…力なさが、今日の華子の状態をもの語っていて、そんな体力が残っているとは思えなかった。


「今日は止めといた方がいい。」


華子にそう答えながら、陽輔は自分に向けて小さくため息をついた。


華子は弱っているんだから―――。


華子の愛らしさに無我夢中になって。
弱っている華子に対し、思わず不埒な行為に走ろうとした自分を反省した陽輔だ。



北の夏は短かくて。
盆過ぎになれば夜には秋風が吹いてくるこの土地も、7月の半ばのここ一週間ぐらいは真夏日が続いて蒸し暑い日々が続いていた。

この暑さに耐えきれず、大型電機店にて購入したエアコンは来週には工事が入る予定になっている。




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