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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
「……タオル準備してくる。」
「…う、ん////」
(……ようちゃん?)
不意に断ち切られた洋輔のその甘い視線に戸惑う華子だった。
甘く溶かされた躯は、陽輔から与えられる愛撫を求めはじめているというのに――。
陽輔のその視線が肌に絡みつき、それは薄い膜のように華子の全身を包み込んで、その先を求めてしまう。
(ようちゃんの…、バカ。)
疼く躯をもてあまし、一人部屋に残された華子の小さな呟きは陽輔の耳には届かない。
風が無い今日は窓の網戸からも風が入っては来ない。
華子の露な上半身に生温い部屋の空気が纏わりつき不快感が増していく。
水分を採ったせいかさっきより少しだけ回復してきた躯だったが、渇いた躯はまだ水分を欲していた。
ゆっくり手を握ってみれば、さっきより手に力が入るようになって来ていて。
コップを持つ手の不安が消えた華子は、手にしたソレにスポーツドリンクを注ぎ入れた。