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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
金色の光は夜を随分明るく照らしだす。
その月の輝きは、夜空を闇ではなく深い群青に染め上げて。
華子がいる室内に届いたその僅かな輝きのせいで、部屋のなかまで仄かに明るく感じられた。
その光のなか、華子はその腕をゆっくり上にあげた。
――― んん――っ!
ずっと眠っていたせいで、凝り固まった躯にだんだんと生気が戻ってきて。
カーテンの隙間から除く満月に、明日もお天気になるだろうな…なんて。
そんな事を思いながら、スポーツドリンクを飲み干した後、華子は猫のように大きく伸びをした。
***
―――ヤバイ。
濡れたタオルを準備して部屋に戻った陽輔の目に飛び込んで来た華子のその姿に、思わず躯が反応してしまう。
月光の淡い輝きに照しだされた、華子の柔らかな躯がしなやかな弧を描き、浮かび上がったそのシルエット。
みずみずしいその膨らみの先端はツンと上向き陽輔を誘っているかのようだった。