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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
華子の躯を早く拭いてやらなければならないのに、このままでは華子を拭いてやることなんか出来そうになかった陽輔。
今日の華子は酷く弱っている。
汗にべとつく躯が気持ち悪いと訴えた華子を、早くさっぱりさせて、休ませてやらなければならない筈なのに。
自分を頼る華子が愛しくて。陽輔が与える刺激に、甘い反応を返す華子についつい、理性のタガが外れそうになる。
――我慢だ、俺。
華子とのキスと、現れたその白い膨らみに高ぶった自分の気持ちを落ち着ける意味もこめて、濡れタオルを準備しにいった陽輔。
華子を甘やかして、優しく世話を焼いてやりたい自分。
華子の放つその無邪気な色香に負けそうになる自分。
その二人の自分が陽輔の心の中でせめぎあう。