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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
小さな胸の膨らみが自分を誘っているようにしか見えなくて。
その素肌に触れたい衝動は、その脆い抑制の堰を削っていく。
ゆっくりと停止しそうになった理性。
必死の思いで起動させた筈のそれだったのに―…。
俺の理性なんて所詮こんなものだ――そう、己の理性を嘲笑うしかない陽輔だった。
「はな。」
「……//////!!」
(ようちゃんっ、いつから…!)
自分が思っていたよりも時間が過ぎていたのだろう。
急に陽輔の声がして。
その声に驚いた華子は、咄嗟に陽輔の視線から胸を隠す。
両手で覆ったその指の隙間。
その隠された躯の膨らみからこぼれ出た、先程の甘い戯れの名残が華子の頬を薔薇色に染め上げた。
「はな。隠さないで。」
甘い艶色を含んだ陽輔の声がして。
その声に。
華子の躰は頭のてっぺんから足の爪先まで――…。
陽輔を求めて反応し始める。
――――ドキドキドキ。
部屋に入って来た陽輔。
ベットに近づいて来る度に、高鳴る華子の心臓の音だった。