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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと
―――美味しい。
陽輔のその言葉に、華子は頭を振った。
そんなはず、ない。
その場所は、汚い場所な筈だ。
特に今日は暑かったし。
蒸れているのがわかる程の汗の量だったのだから。
でも。
触れた指。
その自分から染みでた、その嫌らしい液体を。
陽輔が、美味しそうに舐めているのが見えて―――。
―――綺麗にならないね。
そんなの、わかってるもん。
何度も汚いから、嫌だって。
…そう、陽輔に言った華子だったのに。
だって…。
―――ようちゃんに汚いって思われたくない。
陽輔の指に導かれ、フワフワと快感の狭間を漂っていた華子への、陽輔からのその言葉は。
華子を悲しい気持ちにさせる。
―――ようちゃん、嫌わないで…。
そう思えば。
ただでさえ、その場所を見られるのは恥ずかしいのだ。
今日は凄く暑かったし。
汗とか色々…汚いハズのその場所だ。
そして……匂いとか…とても、気になっていた華子だったのに。
ありのままのそこを、陽輔に見られ、
そして、触れられてしまったのだ。
(嫌だー!絶対ようちゃん、幻滅したもん。)