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だ〜いすき!
第2章 熱に溺れて…七夕の願いごと


「……だって、汚ないんだもん…。」


そう口にする華子の、少し拗ねたような口調が少女みたいで、ちょっと可笑しかった。


華子の躰の、どこが一体汚ないというのだろう。

生きているんだがら、俺も華子も汗をかくのは当たり前で。

陽輔にとって、華子に汚ない場所なんて、存在しなかった。

そもそも、セックスはそんなにキレイなもんじゃ無い。
互いの気持ちと躰が溶け合って、気持ち良くなる瞬間は、むしろ混沌としている気がした。


汚ない自分を嫌われるのが嫌だ――――その華子の想い。


陽輔の為に、綺麗でいたい。
綺麗な自分をみせたい。


それは、裏を返せば…陽輔が好きだ、ということだ。

陽輔にとっては、そう華子が叫んでいるのと同じ事だった。



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