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笑える復讐劇
第1章 憾み
パトロン:そう、しかも俺は四番目の男
   愛もなんもない財布だったんだ
   たぶん付き合っていた三年間で
   80万はソイツの為に使ったと思う

自分:そんなに……
   どうしてそんなに使ったんだ?

パトロン:高校生なんだ、彼女
   だから何をするにもお金を払うのは
   大学生の俺なんだ
   バイトだけど仕事もあるし
   当時は俺も当たり前だと思ってて
   何でも買ってやった
   けどさ、おねだりが酷くなって
   止めるように言ったら怒りだして
   二、三回は果物ナイフで襲われそうに
   なった

自分:ナイフで?
   何でそんな女と付き合ってたんだよ?

パトロン:わかんねー
   でも好きだったんだ
   好きだからさ、耐えたんだ
   でも浮気を知ってショックだった



 単純に、和人には理解できなかった。ただでさえ年下の女に、そこまでの酷い仕打ちを受けながら付き合うなんて考えられない。そんな関係をダラダラと持続せず、二人が別れたのがせめてもの救いだろう。



自分:正解だよ、そんなクソ女を振って

パトロン:違う
   俺が振られたんだ
   
自分:はあ?



 畳み掛けるように、更なる事実が告白された。そして女の悪行にもまだ続きがあるようだった。
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