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秘密
第8章 秘密
含みを持たせた倉本の言葉に心が騒ぐ。
「ど、どういう事?」
慌てる沙織に倉本が笑みを浮かべた。
「君が約束を守ってくれないから、これから簡単な罰を与える」
「…っ…」
「それとも、今から約束を守ってそこで悩ましく俺を誘ってくれる?」
「い、意地悪言わないで」
「どちらかを選んで」
背中に汗が滲む。
こんな状態で悩ましくするなんてとても無理だと沙織は思った。
だいたい『悩ましく』が分からない。
「どうする?」
優しい顔を見せた倉本に少しほっとして沙織が答えた。
「か、簡単な方…」
「しょうがないな」
残念そうにクスリと笑うと、倉本はベッドから降りて沙織の前に立った。
「拒否はできないよ、いいね」
ふんわりと抱きしめられ耳元で甘く囁く声に、沙織は思わず頷いた。
「凄く綺麗だ…」
沙織の顎を指でクイッと上に向け、親指で唇を軽く撫でる。
近付いてくる唇を見つめ、沙織は同じように唇を開いた。
「君はすでに悩ましいよ」
「ンン…」
激しく求めてくる口づけは、沙織の不安を遠ざけた。
このままベッドに連れていって欲しい。
「ど、どういう事?」
慌てる沙織に倉本が笑みを浮かべた。
「君が約束を守ってくれないから、これから簡単な罰を与える」
「…っ…」
「それとも、今から約束を守ってそこで悩ましく俺を誘ってくれる?」
「い、意地悪言わないで」
「どちらかを選んで」
背中に汗が滲む。
こんな状態で悩ましくするなんてとても無理だと沙織は思った。
だいたい『悩ましく』が分からない。
「どうする?」
優しい顔を見せた倉本に少しほっとして沙織が答えた。
「か、簡単な方…」
「しょうがないな」
残念そうにクスリと笑うと、倉本はベッドから降りて沙織の前に立った。
「拒否はできないよ、いいね」
ふんわりと抱きしめられ耳元で甘く囁く声に、沙織は思わず頷いた。
「凄く綺麗だ…」
沙織の顎を指でクイッと上に向け、親指で唇を軽く撫でる。
近付いてくる唇を見つめ、沙織は同じように唇を開いた。
「君はすでに悩ましいよ」
「ンン…」
激しく求めてくる口づけは、沙織の不安を遠ざけた。
このままベッドに連れていって欲しい。