この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密
第3章 渦巻く疑念
「せっかく休みを取っても呼び出されるなんて、いったいどんな会社なのかしら」

「しょうがないよ母さん、結構大きな仕事だったからね」


珍しく3人揃っての夕食だった。


「だって沙織さんが…」

「あ、私は平気です。
久しぶりに1人の時間を楽しんで、命の洗濯ができました」

「あら、鬼の居ぬ間にってこと?」


大袈裟に咲子が驚く。


「えっ?…い、いえ、そんな…」

「あはは、冗談よ。
素敵なスカーフ気に入ったわ、ホントにありがとう」

「スカーフ?」


慎一郎が口を挟む。


「そうよ、沙織さんからのお土産。
横浜はね、スカーフの街なのよ、知ってる?」

「知らなかった」

「気に入って貰ってほっとしました。秋物なんですけどお義母さんに似合うと思って…」

「スカーフ大好きなのよ。柔らかい色合いで上品だわ、私にぴったり、うふふ」

「えぇ、ぴったりです、ふふっ…」

「へ~」

「あなたには見せてあげないわよ」

「あはは…」


この明るい食卓は、咲子のお陰だと沙織は思った。



/216ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ