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秘密
第4章 乱されて
徐々に下がっていくワンピースの袖が肘で止まり、キャミソールとブラジャーの紐を倉本の歯が下げていく。
肌にかかる倉本の熱い息が、沙織の足元をふらつかせた。
沙織の背中を支え、首筋から肩、また首筋へと戻っていく唇は、沙織の中の女を目覚めさせようとしていた。
「あぁァ…」
沙織の声に倉本の瞳が怪しく光る。獲物を捕らえるような鋭さに沙織が怯えて息を止めた時、ワンピースがスルリと床に落とされた。
「…ッ…」
沙織は思わず自分の両肩を抱いた。
「…なんて綺麗なんだ…」
倉本は沙織から少し離れてゴクリと唾を飲み込んだ。
泣きそうな顔で躰を隠している沙織を見つめながら、ネクタイを緩めシャツを脱いだ。
「見ないで…」
逞しい肉体を目の前に晒され、無防備な自分の姿に俯く。
「そんな君を、あの人は毎日抱くのか?」
「…っ…、何を言うの、や、やめて」
沙織が顔を上げる。
「知りたいんだ。
あの人がどんな風に君を感じさせるのか」
「い、いや…」
「君がどんな声で…」
「お願いっ、もうやめ……ッ…」
倉本は沙織を壁に押し付け、無理やりキャミソールを剥ぎ取った。
肌にかかる倉本の熱い息が、沙織の足元をふらつかせた。
沙織の背中を支え、首筋から肩、また首筋へと戻っていく唇は、沙織の中の女を目覚めさせようとしていた。
「あぁァ…」
沙織の声に倉本の瞳が怪しく光る。獲物を捕らえるような鋭さに沙織が怯えて息を止めた時、ワンピースがスルリと床に落とされた。
「…ッ…」
沙織は思わず自分の両肩を抱いた。
「…なんて綺麗なんだ…」
倉本は沙織から少し離れてゴクリと唾を飲み込んだ。
泣きそうな顔で躰を隠している沙織を見つめながら、ネクタイを緩めシャツを脱いだ。
「見ないで…」
逞しい肉体を目の前に晒され、無防備な自分の姿に俯く。
「そんな君を、あの人は毎日抱くのか?」
「…っ…、何を言うの、や、やめて」
沙織が顔を上げる。
「知りたいんだ。
あの人がどんな風に君を感じさせるのか」
「い、いや…」
「君がどんな声で…」
「お願いっ、もうやめ……ッ…」
倉本は沙織を壁に押し付け、無理やりキャミソールを剥ぎ取った。