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大地の恋
第3章 プリズム
「……じゃあまた言いますね」


「いいよもう、クリーンになりすぎたら困るだろ」


「困らないですよ。板橋さんが真人間になれるよう私言い続けますから」


千花ちゃんは眉を下げ笑ってるのに泣きそうに見えた。


「千花ちゃんは夕べ林と楽しかったか?」


「………それなりに」


「付き合うの?」


「付き合わないです」


「あのタイプは気を持たせると厄介だぞ。付き合う気がないなら気を付けろよ」


「はい……あの、板橋さんは…」


「ん?」


千花ちゃんが言葉を躊躇って



「………何でもないです」



そして首を振り微笑む。



「あ、今度暇な休みの日飯食いに連れてってやろうか」



「………!」



「最近気に入ってるラーメン屋があるんだよな」


「い、行きたいです!!」


「千花ちゃん美味そうに食うから一緒に食ってて楽しいんだよ」


「食いしん坊キャラみたいに言わないでください…」


「ハハっ、でもマジだって。どうせならそういう子と食った方が美味いだろ?」



それから携帯番号を交換して次の土曜に行く約束をした。
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