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strawberry☆kiss
第1章 危険なアイツ☆
『……ええ……。
待ってます。』
『---マジ---待っててくれんだ?俺からの連絡♪』
『---ええ---それは早くお礼したいし。』
彼女の口から、
いかにも模範生的な答えが返って来た。
---まあ---
人妻だもんな~
---でも---
いつか俺に夢中に、させてやるよ---
車を20分程走らせていたら彼女が、
『有り難とう。
ここでいいわ。』
『---え?---ここでいいの?』
すると彼女は、
当たりをソワソワと見渡し出した。
---ああ---
成る程---
近所の目って奴か?
『解ったよ。
ほんとに大丈夫?』
『---ええ---すぐそこだから。
如月さん。
今日はほんとに、
いろいろ有り難とう。
助かったわ。』
『いいよ。
困ってる時は、
お互い様だろ?
ホラ、早く行きな?気をつけろよ?』
『……ええ……』
俺は車のバックシートから、
彼女の単車を出すと彼女を見送った。