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strawberry☆kiss
第1章 危険なアイツ☆
『……如月……
今日は帰るの?』



『---ああ---明日俺早番だよ~』


『---そう---残念ね……』







『---綾香---おいで……』







『---ん---
如月……』







---俺は---
綾香に激しいキスをすると、
そのまま綾香を、
お姫様抱っこして、綾香の寝室まで、
運んだ。



そしてそのまま、
いつものように、
綾香を抱いた……


ここまでは俺の、
いつもの光景だったのに……



……俺は……



綾香を抱いていても昼間逢ったあの人。






……彩音……







の事が頭から、
離れなかった……



---俺は---
すでにこの時もう彩音さんに、
恋に落ちていたのか?



昼間たった一度、
逢っただけの、
あの女性に……



---俺が---
どんなに惚れても、きっと手に入らないであろう、
あの女性に……







……彩音……







……俺達は……
どうして二人、
出逢ってしまったのだろう……






……俺は……
綾香を抱いた後、
軽くシャワーを浴びて身支度を
始めた。



……綾香に……
おやすみのキスを、すると俺は綾香の、マンションを、
後にした。



『……綾香……
おやすみ♪
また明日な♪
綾香は明日何?』



『……如月……
おやすみ♪
明日遅番なのよ……如月と休憩一緒に、ならないわね……
残念……』



『……まあ……
終わってまた、
来れたら来るから♪風邪引かない様にな?』


『……如月……
有り難とう♪
如月も風邪引かない様にね?
おやすみなさい♪』


『そんな悲しそうな顔すんなよ……
帰れなくなんだろ?』


『……如月……
ごめん~
大丈夫よ……
おやすみなさい♪』

『……ああ……
おやすみ♪』



……俺は……
もう一度綾香に、
キスをして、
今度こそほんとに、綾香のマンションを後にした……
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