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第8章 【紫陽花色の雨】
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後処理もせずに、爽介が私の隣に倒れ込んだ。
シーツの汚れが気になったけど、身体が怠く動かすことが出来なかった。
呼吸が乱れたままの爽介が、こちらにゆっくりと顔を向ける。
疲れた表情だけど、微笑みを浮かべていた。

「‥やっと俺のモノになった」

私のお腹の上の白濁液をゆるゆると撫でさする。
指で液を掬い上げ、更に領海を広げた。
その指を膣に入れようとしたので、慌てて腕を掴む。
悪戯が見つかったこどものように、爽介が破顔した。くつくつと笑っている。
指を私の口元に近づけた。
抵抗はあったが、舌で受け入れた。
爽介はその様子を真顔でじっと見入っている。
爽介の瞳の色が変わったような気がした。

味は良くわからなかった。
綺麗になっても、私は暫く爽介の指をくわえていた。指が離れ、爽介が後処理を始めた。
簡単に自分を清め、私の身体を丁寧に拭った。
心地良い気だるさに身を任せながら、シャワーを借りようとぼんやり思う。
次の瞬間、身体がひっくり返され、背中の上に爽介が馬乗りになっていた。

『そ‥爽介?』

「もう1回」

抗議する間もなく、後ろから挿入された。
一突きで雷が墜ちた。
膣の中に入った孝介の一部は硬く蘇っている。

『んッ‥ふッ‥ダッ‥ダメだって……!!』

「それはお前が決めることじゃない。だいたい、まだ借りを返してもらってねぇ。
“後で俺に尽くせ”って言ったはずだ」

馴らす間もなくいきなり滅茶苦茶に腰を打ち付けられる。

『あぁぁぁぁぁ』

「正常な判断がつかなくなりてぇんだろ?
せいぜい狂えば‥」

激しい律動。
四つん這いにされ、爽介の一部が奥深く入り込んでくる。
逃がさないとでもいうように腰を固定され、先ほどよりも深く犯されている気分になる。
膣の中で爽介が更に硬くなる。
水音と皮膚がぶつかる音が再開する。

「ほら、お前ン中は全然ダメじゃねぇ。悦んでんじゃん。‥シャキッとしろよ!」

砕けた腰を掴まれ、臀部を平手打ちされる。

「あー‥クセになりそう‥襞が吸い付いてきてスゲー気持ちイイ…次はどこに出そーかな。中に出そっかなぁ」

うっとりとした爽介の声が響く。
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