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Re:again
第8章 【紫陽花色の雨】
*****
あれから爽介の車に揺られて移動中。
お手洗いに行くことも叶わず、結局異物は抜き取れないまま…。
孝介は爽介の部屋に泊まることになり、絶賛3Pを勧められたが辞退する。
誰がするか!!
自分の部屋に帰るわ!!
私は孝介から避難するため助手席へ。
孝介は後部座席で狸寝入りをしつつ、相変わらずスイッチをオンにしたりオフにしたり‥。
小さなローターだけど、震動のタイミングがわからないためビクッと反応してしまう。
「ん?車の中にも蚊か?ウルセーな。虫除け買っとかねぇと‥」
爽介が天井を睨んでいる‥。
薄目を開けてニヤニヤしている孝介。
本当にこの兄弟は…。
*****
アパートに横付けしてもらい、鬼畜イケメンブラザーズと別れを告げる。
別れ際に孝介に耳元で囁かれた。
「今度は僕とふたりきりで遊ぼうね♪」
ローターのリモコン渡せよ!姑息なコソ泥め!
何だかんだで22時。
疲れた‥早くお風呂に入ろう‥。
明日は13時からか‥階段を上がりながら気づく。
『葵…?』
私の部屋の前に葵がいた。
―正確には私の隣室の前に葵と髪の毛の長い女性の姿があった。
女性がドアノブに鍵を差し込んでいる。
呆然とする私に葵が気付く。驚いた顔をしている。
女性がこちらに顔を見せようとした時、葵は私に見せつけるように彼女を抱き締めた。
そしてそのまま、ふたりは隣室のドアの中に消えて行った―
*****
あぁ‥もう私、駄目かも知れない―
激しく心臓が騒いでいる。
階段を下り、携帯を開く。
『―爽介、ごめん。
やっぱり私、爽介の部屋に泊まりたい。
自分の部屋に帰りたくない。葵の彼女、私のお隣さんだったの。
爽介。私、首輪つけるよ。爽介についていく。連れて帰って。
もうここにはいられない‥私をどこか遠くへ連れていって―』
*****
あれから爽介の車に揺られて移動中。
お手洗いに行くことも叶わず、結局異物は抜き取れないまま…。
孝介は爽介の部屋に泊まることになり、絶賛3Pを勧められたが辞退する。
誰がするか!!
自分の部屋に帰るわ!!
私は孝介から避難するため助手席へ。
孝介は後部座席で狸寝入りをしつつ、相変わらずスイッチをオンにしたりオフにしたり‥。
小さなローターだけど、震動のタイミングがわからないためビクッと反応してしまう。
「ん?車の中にも蚊か?ウルセーな。虫除け買っとかねぇと‥」
爽介が天井を睨んでいる‥。
薄目を開けてニヤニヤしている孝介。
本当にこの兄弟は…。
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アパートに横付けしてもらい、鬼畜イケメンブラザーズと別れを告げる。
別れ際に孝介に耳元で囁かれた。
「今度は僕とふたりきりで遊ぼうね♪」
ローターのリモコン渡せよ!姑息なコソ泥め!
何だかんだで22時。
疲れた‥早くお風呂に入ろう‥。
明日は13時からか‥階段を上がりながら気づく。
『葵…?』
私の部屋の前に葵がいた。
―正確には私の隣室の前に葵と髪の毛の長い女性の姿があった。
女性がドアノブに鍵を差し込んでいる。
呆然とする私に葵が気付く。驚いた顔をしている。
女性がこちらに顔を見せようとした時、葵は私に見せつけるように彼女を抱き締めた。
そしてそのまま、ふたりは隣室のドアの中に消えて行った―
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あぁ‥もう私、駄目かも知れない―
激しく心臓が騒いでいる。
階段を下り、携帯を開く。
『―爽介、ごめん。
やっぱり私、爽介の部屋に泊まりたい。
自分の部屋に帰りたくない。葵の彼女、私のお隣さんだったの。
爽介。私、首輪つけるよ。爽介についていく。連れて帰って。
もうここにはいられない‥私をどこか遠くへ連れていって―』
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