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第8章 【紫陽花色の雨】
『……………!!!!』

下半身が強烈に甘く痺れた。
向かい合わせ腰掛けた葵が微笑む。
ただし、目が笑っていない。

「‥さっきコウスケにイイモノ貰ったんだー。何だと思う?…」

頭上で葵がひらひらと“誕生日プレゼント”のリモコンを振りかざす。
手を伸ばしても、葵のリーチには届かない。
私の腕は空を切る。

『んぁ‥!!!』

更に高まる下半身への刺激‥ローターがブルブルと震動している。

「‥気持ちイイんだ?ふぅん。コウスケってパンツ泥棒でしょ?」

『あ‥葵ヤダッ‥止めてよぉ……ひゃん!!!』

葵による絶え間ない強弱の攻撃。責め地獄。
膝を降りようにも、葵の長い脚に羽交い締めにされ‥刺激は強まるばかり。

「‥パンツを盗まれるのもどうかと思うけれど‥パンツの中を悪戯されちゃうのはもっとねぇ‥野郎4人の前でよく平然としてられたよね‥どんだけ無防備なの…?
ソウスケもイイコト教えてくれたよ。何だと思う?……」

『あ、あ、わかんない‥葵、コレ止めてよぉ…』

畳の上に寝転がされ、葵が私の身体の上に覆い被さった―
満面の笑みを浮かべて私の顔を見下ろす。

「―みちるちゃん、後ろからズッコンバッコン犯されるのが好きなんだってね?」

*****

「‥みちるちゃんってイケナイ女‥ソウスケとセックスしてコウスケともエッチなお遊びしちゃうなんて‥」

くすくす笑いながら葵は私のジーンズのファスナーに手を掛ける。

『あ‥葵‥何するの…??』

「‥オ・シ・オ・キ。
ソウスケもコウスケもそれにオレも欲しいなんて‥みちるちゃんったら、欲張りさん…」

ジーンズを脱がされた。

「‥パンツをらくだ色に変えてもみちるちゃんのエロさは押さえられなかった‥ホラ‥ココ、染みてるよ…」

葵の指先が布越しにローターが入っている場所を探り当てる。
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