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第8章 【紫陽花色の雨】
『あっ‥葵はッ‥セックスしないんじゃかったの‥?』

理性と欲望がせめぎ合う‥頭の奥が徐々に蕩けてゆく―
んー?ぽやぽやした葵の声。

「‥そうだよ‥?だからみちるちゃん、ひとりでイッてよ。
オレ、見ててあげるから」

*****

「‥全部脱いでオレの上に乗って…」

言われた通り、裸になって寝転がった葵のお腹の上に股がる。
葵は服を着たまま。
奇妙なシチュエーションに恥ずかしさが込み上げる。
頬を紅潮させ、葵が微笑んだ。

『あぁ‥ローターはぁ‥抜いてくれないの‥?』

「‥抜かない。みちるちゃんも気持イイ方がいいでしょ‥?
ホラ、スイッチ入れてあげる…」

『んぁッ‥あん…!!!』

「‥恥ずかしいの‥?おっぱいも触ってあげないと‥気持ちヨクなれないよ…??」

葵に腕を掴まれ、乳房に指を這わせる。
乳首を摘まむよう、葵が指示した。

「‥ちゃんと揉まなくちゃ‥ねっ?‥ホラ‥下のお口がお留守になってるよ…ちゃんと指で掻き混ぜて…真面目にヤらないといつまでもこのままだよ」

葵の腕に導かれ、膣の中へ指を2本差し挿れる。
葵の腕に掴まれたまま‥ナカでローターが暴れる。蜜がトロトロと溢れ出す……。

『あ、あ、あ‥』

気持ちが良い―

葵の瞳が真剣になる。

「‥そんなにエッチな顔して‥みちるちゃんたら、イケナイんだぁ。‥腰が揺れてるよ‥?」

『あぁん!!』

葵が私の腰を掴み自分のお腹に密着させる。
その動作でローターがより奥深くへと侵入した。

「‥あーぁ…みちるちゃんがエッチなお汁出すから‥オレのTシャツべしょべしょ‥」

葵が苦笑する。
Tシャツが私の愛液を吸って染みを作っていた。

「‥よいしょ。みちるちゃんはそのままで、ね‥?…」

寝転がったまま葵がTシャツを脱ぐ。
上半身だけ露になった白い肌が眩しい―
先日の淫らな夢を思い出す。

「‥ホラ、これでもう安心。たくさん濡らしていいよ……」

腰を捕まれ、再び葵のお腹に秘処が密着した。
葵の裸の胸、肌の感触…見られているという羞恥心が私の奥を熱くさせた。

「‥なぁに?‥そんなにアツく見て…オレが欲しい…?…」
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