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第9章 【ウィークエンドはあなたと】
「こんにちは、みーちゃん♪」

キラキラ笑顔のコソ泥が登場。
今日もキマってんな。
スーツは紺色にシルバーグレイのストライプ。
シャツはボタンダウンで水色。ネクタイは無し。
本当に隙の無い身のこなし。スーツ専門誌のモデルにでもなればいいよ。
お姉様が口を開けて見惚れている
孝介がペットボトル飲料1本と栄養ドリンク2本を台の上に置く。
ピッピッ。バーコードをスキャンする。

『‥何?今から仕事?』

接客スマイルを知り合いに見られるのって恥ずかしい。憮然としてしまう私。

「そう♪みーちゃんのカワイイ顔を見て癒されようと思って…」

孝介が耳元に唇を寄せる。

「―この前はステキな声を聴かせてくれてどうもありがとう。
寝取られっていうの?あぁいうの聴かされちゃうと僕、興奮しちゃう。僕があげた玩具なかなか良かったでしょ?“鼻血が出た”って目黒君が悦んでたよ‥」

アブノーマル!
そして情報を共有すんな!!

「また色々買っちゃった♪週末遊ぼうよ!」

『週末は葵がッ……!!!』

―帰って来るからダメと言おうとしたけれど‥。
孝介の顔を仰ぎ見た途端、ディープキスをかまされた。
まだ午前中、おまけにこっちは職場だってのに。
後頭部をむんずと掴まれ、舌先で翻弄される。
‥たちが悪いのは。
先日気づいたことだけれど、孝介は爽介並にキスが上手い。
ひょっとすると、それ以上か。
キスってどれだけの相手を骨抜きにしてきたか一瞬でスキルがわかっちゃうよね‥。
―目で殺すな!
どうして兄弟揃って艶かしい瞳をしているのかしらね。
孝介が唇を放す頃には脳がトロトロに蕩けていた。
孝介の唇が濡れて光る。舌舐めずり。感情の読めない瞳。
私の表情を見て孝介が鼻で笑った。

‥孝介の後ろではお姉様が呆けている。

「目黒君やお兄ちゃんと遊んで僕とだけ遊ばないなんてズルい!
エロいパンツ穿いて玩具ハメて遊ぼうよ!!」

可愛くほっぺたぷーって膨らませても欲望が隠し切れてないよ‥ダメだこりゃ。ひとあたりがソフトなだけで言っていることが爽介とそんなに変わらない。
何なんだこの兄弟は‥。
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