この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Re:again
第9章 【ウィークエンドはあなたと】
自信満々な爽介に腹が立ち、再び脇腹を蹴る。
爽介が呻いた。異変に気付く。

『爽介‥もしかして怪我してるの?』

爽介が気まずそうな表情を浮かべる。
うつぶせになった身体を反転させると、右脚の太股付け根付近が赤黒く腫れ上がっていた。

『何これ‥いつから?!いったいどうしたの?!』

爽介がごまかすように私の乳房を口に含もうとするので、顔を押し戻す。

「‥トチッた。跳んだ瞬間、落っこちたんだよ」

ムスッとした顔でうつぶせの体制に戻ろうとするので止める。

『なんで早く言わないの!病院は?!』

「イヤだ。大会前だから誰にもバレたくない。注射もイヤだ‥」

イヤだイヤだと私のお腹にすりつく爽介。

『もう‥大丈夫なの?折れてない?湿布は?』

爽介がクローゼットを指差したので、そこから救急箱を取り出す。

「折れてたら腰は振れない。お前をイカせれたんだから大丈夫なはず」

憎まれ口を叩く爽介の頭をはたく。
叩かれたのは頭なのに、痛ぇ痛ぇと脚を押さえる爽介。

『馬鹿ッ!!怪我してるのに無茶して‥応急処置くらいしなさいよ!こどもじゃないんだから‥』

湿布を貼り、急に爽介がしおらしくなる。

「‥お前といっしょに寝たかっただけなんだけど、真央といるトコ見たらムカムカして‥ムカムカとムラムラが似ているのは何でだ?」

『知るか!』

どうりで普通に抱くはずだよ。痛すぎて動けなかったんじゃん。
なんで無理をして抱くかな‥。

「‥真央は他人が作った飯は食わねぇ。俺と孝介の女に一服盛られたコトがあんだよ。
よっぽど信頼した人間のモンしか口にしねぇ。なんであんなに真央はお前に気を赦すよ?
ガキの頃しか知らねぇお前に。バクバク馬鹿みてぇに食いやがって!それに俺の女には近付かない。もれなく孝介が絡んでくんのがアイツはヤなんだよ。
女嫌いのはずなのに、いつの間にうちの末っ子まで骨抜きにしたんだよ‥お前」

爽介に軽蔑仕切った眼差しを向けられる。
私を睨み付けたまま残りのビールを一気に煽る。
目が据わっていた。

「―お前なんか糞だ」
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ