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Re:again
第9章 【ウィークエンドはあなたと】
自信満々な爽介に腹が立ち、再び脇腹を蹴る。
爽介が呻いた。異変に気付く。
『爽介‥もしかして怪我してるの?』
爽介が気まずそうな表情を浮かべる。
うつぶせになった身体を反転させると、右脚の太股付け根付近が赤黒く腫れ上がっていた。
『何これ‥いつから?!いったいどうしたの?!』
爽介がごまかすように私の乳房を口に含もうとするので、顔を押し戻す。
「‥トチッた。跳んだ瞬間、落っこちたんだよ」
ムスッとした顔でうつぶせの体制に戻ろうとするので止める。
『なんで早く言わないの!病院は?!』
「イヤだ。大会前だから誰にもバレたくない。注射もイヤだ‥」
イヤだイヤだと私のお腹にすりつく爽介。
『もう‥大丈夫なの?折れてない?湿布は?』
爽介がクローゼットを指差したので、そこから救急箱を取り出す。
「折れてたら腰は振れない。お前をイカせれたんだから大丈夫なはず」
憎まれ口を叩く爽介の頭をはたく。
叩かれたのは頭なのに、痛ぇ痛ぇと脚を押さえる爽介。
『馬鹿ッ!!怪我してるのに無茶して‥応急処置くらいしなさいよ!こどもじゃないんだから‥』
湿布を貼り、急に爽介がしおらしくなる。
「‥お前といっしょに寝たかっただけなんだけど、真央といるトコ見たらムカムカして‥ムカムカとムラムラが似ているのは何でだ?」
『知るか!』
どうりで普通に抱くはずだよ。痛すぎて動けなかったんじゃん。
なんで無理をして抱くかな‥。
「‥真央は他人が作った飯は食わねぇ。俺と孝介の女に一服盛られたコトがあんだよ。
よっぽど信頼した人間のモンしか口にしねぇ。なんであんなに真央はお前に気を赦すよ?
ガキの頃しか知らねぇお前に。バクバク馬鹿みてぇに食いやがって!それに俺の女には近付かない。もれなく孝介が絡んでくんのがアイツはヤなんだよ。
女嫌いのはずなのに、いつの間にうちの末っ子まで骨抜きにしたんだよ‥お前」
爽介に軽蔑仕切った眼差しを向けられる。
私を睨み付けたまま残りのビールを一気に煽る。
目が据わっていた。
「―お前なんか糞だ」
爽介が呻いた。異変に気付く。
『爽介‥もしかして怪我してるの?』
爽介が気まずそうな表情を浮かべる。
うつぶせになった身体を反転させると、右脚の太股付け根付近が赤黒く腫れ上がっていた。
『何これ‥いつから?!いったいどうしたの?!』
爽介がごまかすように私の乳房を口に含もうとするので、顔を押し戻す。
「‥トチッた。跳んだ瞬間、落っこちたんだよ」
ムスッとした顔でうつぶせの体制に戻ろうとするので止める。
『なんで早く言わないの!病院は?!』
「イヤだ。大会前だから誰にもバレたくない。注射もイヤだ‥」
イヤだイヤだと私のお腹にすりつく爽介。
『もう‥大丈夫なの?折れてない?湿布は?』
爽介がクローゼットを指差したので、そこから救急箱を取り出す。
「折れてたら腰は振れない。お前をイカせれたんだから大丈夫なはず」
憎まれ口を叩く爽介の頭をはたく。
叩かれたのは頭なのに、痛ぇ痛ぇと脚を押さえる爽介。
『馬鹿ッ!!怪我してるのに無茶して‥応急処置くらいしなさいよ!こどもじゃないんだから‥』
湿布を貼り、急に爽介がしおらしくなる。
「‥お前といっしょに寝たかっただけなんだけど、真央といるトコ見たらムカムカして‥ムカムカとムラムラが似ているのは何でだ?」
『知るか!』
どうりで普通に抱くはずだよ。痛すぎて動けなかったんじゃん。
なんで無理をして抱くかな‥。
「‥真央は他人が作った飯は食わねぇ。俺と孝介の女に一服盛られたコトがあんだよ。
よっぽど信頼した人間のモンしか口にしねぇ。なんであんなに真央はお前に気を赦すよ?
ガキの頃しか知らねぇお前に。バクバク馬鹿みてぇに食いやがって!それに俺の女には近付かない。もれなく孝介が絡んでくんのがアイツはヤなんだよ。
女嫌いのはずなのに、いつの間にうちの末っ子まで骨抜きにしたんだよ‥お前」
爽介に軽蔑仕切った眼差しを向けられる。
私を睨み付けたまま残りのビールを一気に煽る。
目が据わっていた。
「―お前なんか糞だ」