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第9章 【ウィークエンドはあなたと】
「―なんで女なんか腐るほど存在すんのに、兄弟で取り合わなきゃいけねーんだ。馬鹿みてぇに。
兄弟の仲に亀裂が入ったらお前のせいだ。
ド淫乱メス豚!
‥なんで譲ってやれば良いのに、俺はそれが出来ねぇんだ。
なんで俺はお前しか好きになれねぇんだ。
―なんでお前は今の俺を好きにならねぇんだよ…?」

『――爽介‥ごめん…』

畳み掛けるように私に言葉の雨を浴びせる爽介。
今、おそらく爽介は本音を吐露している。
取り乱す爽介にそっと腕を伸ばす。
音を立てて腕が振り払われた。

「汚ねぇ手で触んな!お前がどれだけの男に抱かれたか俺が気付いてねぇとでも思ってんのか!!
お前はマジで薄汚れてるよ‥なんで俺以外に処女を捧げたよ?
なんであんな糞みてぇな奴にゴミ箱に捨てるみてぇにくれてやったんだよ‥。
俺がどんな気持ちでソレを聞いたか想像出来るか?」

『‥柳田君のこと?』

生徒会の書記を務めた同級生の柳田君。
爽介が言う通り、高校入学早々に彼に処女を捧げた。
付き合ってもいなかった。そもそも彼のことに関心が無かった。
誘われたので寝ただけだ。
―爽介の存在を早く忘れたかった。
爽介でなければ他の男は皆同じだった。
それからは誘われるまま、誰とでも関係を結んだ。

「もっとマシな奴なら良かった。少なくともお前を大事にしてくれるような奴なら救いがあった。
誰がアイツに教えたのか知らねぇが、俺とお前が幼なじみだってコトをききつけてわざわざ聞かせに来たよ。
お前がどんな風に淫らに乱れたか!
頭がおかしくなるかと思った‥その日、女をまとめて3人抱いた。
勃たなかったけど、無理矢理抱いた。帰って来た孝介にお前が糞みてぇな奴の下で喘いだコトを教えてやった。そんで、孝介に無茶苦茶に殴られた。鼻が折れた。鼻血を出して痛みに呻いている俺の横で、孝介は女を犯したよ。どうだ‥面白いか?」

怒気を孕んだ色素の薄い瞳が、瞬きもせずに私を縫い付けていた。
一方、爽介の両腕は後退りする私の身体を留めようと空気中を泳いだ。
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