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第9章 【ウィークエンドはあなたと】
「後は真央に聞いただろ?
ちょっとした地獄だよ。俺は手当たり次第女を抱いて、孝介は俺が抱いた女を抱いた。
たまに俺が大事にしようとすると、必ず孝介が邪魔をする。
本当に馬鹿馬鹿しい。お前はそんなコト、想像もしなかっただろ…?
心底ムカつくコトに、どんだけ女を食っても捨てても、お前の面影を求めちまう。
俺も孝介も似たような女ばっかりマジになる。だけどその女はお前じゃない。
だから醒める。
‥お前じゃねぇから、孝介が茶々入れて来ても流せた。これまでは―
時々、お前のコトを本気ではっ倒したくなる。なんでお前なんだろう‥。死ねばいいのに、お前なんか」

背骨が軋むほど爽介にきつく抱き締められる。
力が抜けたままでいると、爽介は自分の身体に私の腕を巻き付けさせた。
躊躇いがちに腕に力を込める。
私を抱き締める爽介の腕の力が強くなった。

「―孝介には気をつけろ。嫉妬じゃない。
これは忠告だ。アイツがどんな男かお前もじきに知るだろうよ‥。孝介だけには本気になるな。
みちるを傷付けるような男に、お前をくれてやりたくない」

爽介が優しく唇を寄せる。

「‥自分のモノを取り返して何が悪い。
お前は元々俺のモノだ。
‥脚が痛ぇ。労れ。怪我人には優しくするもんだろ?」

爽介の顔中にキスを落とす。少しだけ爽介の表情が柔らかくなった。

「……今までしなかったようなヘマをするようになった。この歳まで現役でいられたのが奇跡だよ。長くは続けられない‥怪我が増えた」

爽介の身体を撫でる。爽介は背中と腰が弱い。
腰に入れられた蓮の花のタトゥーに唇を寄せる。
身体がわずかに動いた。
鋼の筋肉の中に塞がった傷跡をいくつも見つけた。
爽介の身体は満身創痍だった。
そのひとつひとつに唇を落とす。

「―真央と同じ歳の俺をお前に見せたかった。あの頃の俺が跳ぶ姿を一番にお前に見せたかった」
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