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Re:again
第9章 【ウィークエンドはあなたと】
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爽介にシャワーを浴びさせ、スクランブルエッグとソーセージ、サラダ、トーストした厚切りパンという簡単な朝食を準備した。
爽介はことあるごとに怪我人アピールをして、私に身体を拭かせ、パンにバターを塗らせ、餌付けをさせた。
“怪我に当たる”と駄々を捏ね、いつまでも全裸のままでいる爽介。
脚が痛むのならじっとしていればいいのに、洗い物掃除洗濯に追われる私の後を全裸姿、ビール片手にひょこひょこついて来る。
時折、私の背中をつついてキスをねだった。
今日中に病院に行かせようと思っていたのに、“ふたりの時間を何にも誰にも邪魔されたくない”と言われ、言葉に詰まる。
爽介は瞬く間にビール瓶を5本も空にした。
怪我の治りに響くのでビールを取り上げようとすると、“怪我なんか治らなくていい。ずっとみちるに看病してもらう”と甘える。
爽介が幸せそうな表情で微笑むので、すっかり毒気を抜かれてしまった。
どうしようもない爽介が愛しくなってしまい、今日は1日、我が儘に付き合うことにした。
私まで裸に剥かれ、ベッドの上でくっついて過ごす。
その間も空のビール瓶の本数は記録を更新し続けた。
何度か爽介は私を抱こうと試みたが、呑み過ぎたのか身体が反応しなかった。
“屈辱だ”といじける爽介を笑っていたら、急に爽介が高笑いを始めていぶかしく思う。
何かと思えば、“俺は酔っ払いだから運転が出来ねぇ。お前は今日もココに泊まるしかない。帰ろうとしたら殺す。タクシーなんか呼んでも無駄だ。皆殺しにしてやる”と、声高に宣言する。
最初からそのつもりだったな…コイツ。
結局、明日13時の出勤に間に合うように私を送ること、明日中に病院で診てもらうことを条件に爽介の命令に従った。
寂しがり屋の鬼畜は大いに満足して、私のお腹にすりついている。
食材の買い出しや、当面爽介が困らないだけの買い物を済ませておきたいのに爽介はああだこうだと理由をつけては私を離さない。
『怪我してるんだから‥こんな状態でひとりにするのが心配だよ…』
すりすり魔の耳がぴくりと動いた。
爽介にシャワーを浴びさせ、スクランブルエッグとソーセージ、サラダ、トーストした厚切りパンという簡単な朝食を準備した。
爽介はことあるごとに怪我人アピールをして、私に身体を拭かせ、パンにバターを塗らせ、餌付けをさせた。
“怪我に当たる”と駄々を捏ね、いつまでも全裸のままでいる爽介。
脚が痛むのならじっとしていればいいのに、洗い物掃除洗濯に追われる私の後を全裸姿、ビール片手にひょこひょこついて来る。
時折、私の背中をつついてキスをねだった。
今日中に病院に行かせようと思っていたのに、“ふたりの時間を何にも誰にも邪魔されたくない”と言われ、言葉に詰まる。
爽介は瞬く間にビール瓶を5本も空にした。
怪我の治りに響くのでビールを取り上げようとすると、“怪我なんか治らなくていい。ずっとみちるに看病してもらう”と甘える。
爽介が幸せそうな表情で微笑むので、すっかり毒気を抜かれてしまった。
どうしようもない爽介が愛しくなってしまい、今日は1日、我が儘に付き合うことにした。
私まで裸に剥かれ、ベッドの上でくっついて過ごす。
その間も空のビール瓶の本数は記録を更新し続けた。
何度か爽介は私を抱こうと試みたが、呑み過ぎたのか身体が反応しなかった。
“屈辱だ”といじける爽介を笑っていたら、急に爽介が高笑いを始めていぶかしく思う。
何かと思えば、“俺は酔っ払いだから運転が出来ねぇ。お前は今日もココに泊まるしかない。帰ろうとしたら殺す。タクシーなんか呼んでも無駄だ。皆殺しにしてやる”と、声高に宣言する。
最初からそのつもりだったな…コイツ。
結局、明日13時の出勤に間に合うように私を送ること、明日中に病院で診てもらうことを条件に爽介の命令に従った。
寂しがり屋の鬼畜は大いに満足して、私のお腹にすりついている。
食材の買い出しや、当面爽介が困らないだけの買い物を済ませておきたいのに爽介はああだこうだと理由をつけては私を離さない。
『怪我してるんだから‥こんな状態でひとりにするのが心配だよ…』
すりすり魔の耳がぴくりと動いた。