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第10章 【微熱への処方箋】
孝介はエアガンを置き、それぞれの手のひらにバイブを2本ずつ握る。
眼が据わっている―
私は目蓋を固く閉ざす。
暗闇の中で孝介の悪魔の囁きが聴こえた。

「ド・コ・に・入・れ・よ・う・か・な?」

*****

「――病人は労れ!!」

爽介の怒声が轟く。
どうやら孝介は突然現れた爽介に力付くでぶん殴られた模様。
孝介が私の身体から引き剥がされる。
怯える私の目の前には爽介。
色あせたジーンズのオールインワンを着た爽介。
某有名殺人鬼御用達のホッケーマスクを被った爽介。
泣きながらボーガンを抱く半裸蜜蜂の私を目にした途端、爽介の声が慌てた。

「‥大丈夫か?」

アンタの方が大丈夫なのか?

「今更何だよ!みーちゃんは僕と遊ぶんだよ!!」

孝介が爽介に噛み付く。ホッケーマスクはスルーなの?

「いちごが中々見つかんなかったんだよ。ほら、食え」

いちごパックが6つ入った箱を手渡される。
箱の隙間に練乳が2本差し込まれていた。

「僕だって果物籠あげたもん!」

その内、林檎・マスクメロン・八朔はアンタがさっきボーガンの矢を放ったけどな‥?
爽介が鼻で笑う。

「みちるは果物の中でいちごが一番好きだ。
しかもこの銘柄が好きだ。男は一番でないと意味が無い」

確かに、この銘柄が好きだ。

『……ありがとう』

「ちなみに2番目に好きな果物は梨。3番目はぶどう。コイツは食い意地が汚いんだ。単細胞生物の分際で、果物をムシャムシャ消費する。存在事態が害悪だ。酸素の無駄遣いだ。
みちるが死ねばCO2の排出を抑えることができる。みちる、地球温暖化ストップのために死ね」

嬉々としながら悪態をつく爽介。

「‥どうせ今まで他の女のトコにいたんだろ?隠そうとしても無駄だぞ!!」

「孝介!止めろ!」

孝介が爽介に飛び掛かる。オールインワンのファスナーが下げられ、タンクトップ越しの逞しい胸が露になった。

「みーちゃん見なよ‥僕の言った通りだったろ?
これが僕のお兄ちゃんだよ」

―爽介の胸はいくつものキスマークで彩られていた。
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