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第10章 【微熱への処方箋】
*****

爽介の願いが聞き入れられることはなかった。

突如、玄関とを隔てるふすまが勢いよく開き、立派な笹を抱えた葵が私たちの状況を食い入るように眺めていた。
葵の水色のTシャツの全面には“七夕”の文字。
流れ星がプリントされている。
下にハーフパンツを穿き、普段と変わらない様子の葵。

『おっ‥おかえりっ‥葵』

平常心を繕おうとするも、声が裏返ってしまう。

「‥ただいま…」

ぱちぱち。大きく瞬きする葵。

『んッ‥そ‥爽介?!』

何の躊躇もなく、爽介が腰の律動を再開した。
爽介の胸を叩くも、がっちり私を押さえ込んでいる。
葵や孝介に私の表情が見えるよう、気配りを忘れずに。

『あッ‥やだッ‥爽介止めて……』

「止めねぇ。俺はまだイッてねぇ。俺の気が済むまでは解放しねぇ」

にやりと爽介が笑う。
唇が落とされた。
煙草の匂いがした。
孝介が全裸のまま、爽介の煙草を燻らせている。

「だって。目黒君どうする?」

面白そうに孝介が忍び笑いを洩らす。

「‥んー。じゃあ皆で遊ぼ…」

笹をふすまに立て掛け、ふんわりと葵が笑った。

*****

『ね、ねぇ‥おかしいよね?今の状況おかしいよね…』

爽介と繋がったまま、左側に孝介。
右側には葵。
葵がのんびりとした動作でTシャツを脱ぐ。

「おかしいな。異常だな。お前が自分は俺のモノだと認めねーから、こんな状況を招くんだよ」

爽介があくびをした。

「異常だね~みーちゃんのド淫乱。
3人もくわえ込むなんて大丈夫?
まぁ僕には関係ないけどね」

楽しそうな孝介。

「‥お熱を出してお利口に寝てるかと思いきや、お楽しみ中とはね‥もうオレ、びっくり。度肝抜かれちゃったよ‥みちるちゃんたら、欲しがりやさん。
しょうがないからオレも遊んだげるよ…」

『あっ葵!助けて!
ごめん、葵!赦して!』

「‥赦さない‥だってオレ、興奮しちゃったんだもん。教えてあげたじゃない。
他人より性欲は強めって…あのねぇ、みちるちゃん…」

―男を煽るのも大概にしないと、痛い目に合うよ。

葵が私の耳元に息を吹き掛けた。

*****
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