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第10章 【微熱への処方箋】
「‥今日は野郎が多めだから‥おまじない…」

葵が真剣に言うので笑う。
少しだけ涙がこぼれそうになる。
私も葵にキスをしようとしたら、立ったままでは到底葵の顔には届かなかった。
葵にしゃがんでもらい、私は背伸びをして葵にキスをした。

「‥お熱が下がって良かったね…」

伏し目がちに葵が笑う。
長い睫毛が震えている。

―本当に私の微熱は下がったのだろうか?

*****

テーブルを脇にキッチンに移動して、部屋中に布団を敷き詰めた。
掛布団2枚と、真央が運び込んでくれた敷き布団と掛け布団。
主に安田ブラザーズが粗相をした私の敷布団とタオルケットは真央の手によって処分されたらしい。

「ミーコ、兄貴たちがクズでごめんな‥
明日、新しいの買ってくるから」

真央はやっぱり優しい。
風邪をぶり返さないようにと、新しいタオルケットを貸してくれた。
それにくるまり、ごろごろ寝転がる。
まるで修学旅行気分。

「あ!なんで爽兄マッパなんだよ!!」

爽介が涼しい顔をして全裸で煙草を吸っている。

「俺は部屋では全裸だ。なんの問題もない」

「あるよ!自分の部屋じゃねぇだろ!
ミーコ、見るな‥ばっちいぞ」

真央に両目を塞がれる。

「大丈夫だよ、真央。みーちゃんはお前のおちんちん以外はもれなく見てる。
応募者全員大サービスだから」

孝介があっけらかんと言い放つ。
真央がキャッ?!っと叫んだ。

「‥負けない…」

「止めろ!葵、妙な気を起こすな‥男気はしまっておけよ!!」

真央の叫びも虚しく、葵が脱皮しはじめた。
真央の手のひらが離れ、葵の白い肌が視界の隅に映り込む。

「じゃ~僕も脱いじゃおっかな~♪」

孝介がストリッパーの真似事を始める。
何なんだろう‥コイツら。

クズトリオは真央に拳骨を食らい、葵と孝介はどうにか服を着た。
爽介だけはどこ吹く風。
しょうがないので、葵がそっとホッケーマスクで爽介の大事なトコロを隠した。

「穴が空いているから通気性が良い。意外と快適だ」

爽介が笑った。

*****
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