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Re:again
第11章 【追憶の向日葵】
灰汁を取り、途中で白ネギを入れ、落し蓋。
これで角煮の準備はOK。

次は餃子の餡の準備。
白菜を丸々みじん切りした。
ボウルに入れ、塩を振りかけラップ、おもしをして冷蔵庫へ。
鶏ガラスープの煮こごりを作る。
バットに注ぎ込み、あら熱を取って冷蔵庫へ。
餡に煮こごりを入れると、ジューシーな餃子になる。
一段落着き、シャワーを浴びて早めに休んだ。

*****

翌朝4時に起き、大量のじゃがいもを茹でた。口当たりなめらかなコロッケに仕上げるために、メークインを選んだ。
マッシュポテトにして、マヨネーズと塩胡椒で味を整える。
炒めた挽き肉とみじん切りの玉ねぎを加え、混ぜて衣を付けた。

コロッケの支度が整ったところで、昨日の白菜を冷蔵庫から取り出す。
粗めの豚ミンチに水分を抜いた白菜、ニラ、煮こごり、生姜とニンニク林檎のすりおろし、濃い口醤油、煮こごり、ごま油を加えて餃子の餡は完成。
死にもの狂いで皮に包んだ。100個包んだ。

*****

時間が迫っていたのでシャワーを浴び、ドレッサーの前で薄化粧をする。
膝丈の野暮ったい喪服ワンピースに身を包む。
背中のファスナーに苦戦していたところで、シンポジウムから帰ってきた時と同じ風体で葵がゆらゆらと部屋に入ってきた。
眠そうに目蓋を擦っている。

『ちょうど良かった!葵、ファスナー上げてよ』

葵はぼんやりと私に近付き、やっと背中の半分まで上げたファスナーを一気に下まで下げた。

『葵!!』

「‥喪服姿の未亡人‥イイね…」

ブラのホックに指を掛ける葵。

『未亡人じゃありません!独身です!
ふざけてないで早くしてよ』

ドレッサーの鏡越しに葵と目が合う。
ばっちり瞳が開いていた。
ニヤニヤ笑いながら私の背中に口付けを落とす葵。

「‥みちるちゃん、もう少し太った方がイイ。痩せすぎ…」

『どうせ貧しいパイオツですよ!』

Cカップあるんだからギリセーフじゃない?

「‥パイオツは大きさが問題じゃない。
形が重要。それに誰のパイオツかがね‥そうじゃなくて、また痩せてる。ごはん食べないとダメ…」

葵の瞳が揺れた。
過去を思い出しているのだと思った。
まともに食事を摂ることが出来ず、臥せっていた私の姿を。
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