この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Re:again
第12章 【乱・反・射】
王室のような室内に臆し、シャワーでも浴びようかとバスルームに向かう。

『うわぁ~スゴ~イ!!』

浴槽は丸く、大人4人が入れるほど大きい。
ジャグジーなんて素敵よね!
夜景も見下ろせるし、アメニティが充実している。
ブランドを確かめ、思わず呟く。

『根こそぎ持って帰ろう』

香油の瓶を開け香りを確かめる。薔薇か!
薔薇の生花も用意されているし、これは良い。
ゴージャスな気分が楽しめるぞ。
肌触りの良いバスローブに頬擦りしていたら、ガラス張りの壁から背後霊が覗いていた。

「お背中お流ししましょうか?みちる様‥」

何だか表情が暗い鬼畜。そして態度が奇妙。

『そっ爽介‥?どうしたの…?』

「…………」

珍しく私の顔色を伺っている。どうした?
新しい人格出てきた?

『いっしょに入りたいの?』

ふるふるふる。悲しげな表情の爽介。

「みちる様のお世話をしたいのです。
今晩から私のことは下僕とお呼び下さい」

しおしおと壁に張り付く鬼畜下僕。
アンタ誰だよ!
ニュージャンル開拓すんな!

『何かよくわかんないけど入りたいなら来なよ‥そんなとこにへばりついてないでさ。
南国の大きなヤモリみたいで気味が悪いよ』

私がTシャツとジーンズを脱ぎ、浴室に入ると洋服を着たままで爽介がついて来る。

『どうしたの?裸族は封印?新しい必殺技でも出てくるの?』

技のデパートなの?

「私の穢れた身体でみちる様のお目を汚すわけには参りません‥弟たちに叱られてしまいました。
私はエロいだけでセクシーとはかけ離れているクズです。下半身と脳が直結した恥ずかしい生き物です‥」

もじもじとTシャツの裾を弄る爽介。

『えっと‥さっきのコトならもう怒ってないよ?あとごめん。真面目に反省してくれてるところ悪いけど、絡み辛い。
普段の鬼畜で口が悪い爽介の方が良い。横暴な爽介が好きなの。
チェンジでお願いします』

「‥みちる様は普段の私を好いて下さっているんですか?」

『さっきから言ってるじゃん!しつこい男は面倒くさいよ!チェンジ!』
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ