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第12章 【乱・反・射】
『爽介、新しいお仕事を始めるの?
それでいいの?』

「そうだ。お前に恥ずかしい思いをさせたくない。
こどもが出来た時、慌てるのはダサいだろ。
何事も生活設計が大事だ。俺もここらが潮時だ。
滑りたい時は遊びでやればイイ。
背負うモノが増えれば男として責任を果たすのは当然だ。
本格的にインストラクターの仕事を開始する。ジムにも誘われてる」

『こども…』

「別にすぐに嫁になれとは言わない。お前が望むならけじめをつける。
こどもも焦らなくてイイ。授かり物だから。
お前は向こうで自由にすればイイ。
仕事をしたけりゃしてもイイし、習い事でも何でもしろ。絵も描け。
必要だと思うモノは買え。
環境以外は、お前は変わらないままでいろ。
俺のそばでしみったれてトロトロふわふわしてろ。
俺が一生面倒見てやる」

『なんか‥思ってたのと全然違う。
爽介って意外と広い心と深い愛情の持ち主だったんだね?』

急に爽介の目付きが悪くなった。

「おい、ソレどういう意味だよ?
お前今まで俺を何だと思ってたんだよ」

裸族の絶倫男?

「ハァ‥いい。何も言うな。目ん玉から心の内がだだ漏れだ。
素直なのも考えモンだな。もうお前、眼閉じとけよ」

言われるままに目蓋を閉ざし、豪華な内装も大きなベッドも見えなくなった。
爽介の心臓の音だけが聴こえる。

「これから何を見ても聞いても、俺のことだけを信じろ。二度と迷うな。同じ過ちを犯すな。
‥さっきの従業員の態度を見ただろ?
あいつらは俺にかしずいたワケじゃない。
俺のネームバリューに媚へつらっただけだ。
これからはそれもなくなる。
たくさんの人間が俺の元から去るだろう。
俺は今まで、【商品】だった。
結果を出す限りは皆に優しくしてもらえる客寄せのパンダ。パンダは飽きた。
俺は人間に戻る。そして、お前と生きる。
お前に嫌な思いをさせることもあるかも知れない。だけど、ちゃんと守るから」

『うん‥わかった』

「いつか‥お前が納得した時で良いから俺の子を産んで。
俺とみちるのこどもが欲しい」
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