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Re:again
第13章 【さよならの向こう側】
「‥それでもイイ。俺もいっしょに臭くなる」

何故か甘い雰囲気に持って行こうとするスケコマシ。騙されないぞ!

『‥マイコしゃんの唇は美味しかったでちゅか?』

「……………!!」

『爽介しゃんは動揺すると喉の奥から変な音がしまちゅ。
今、目が泳ぎまちたね?
サングラスで誤魔化そうとしてもダメでちゅ。
みちるには何でもお見通しでちゅ』

喉から変な音を出し続ける爽介を横目に、私はこのスケコマシの愛を受け入れることが出来るだろうか、と考える。
中学生じゃないんだから別にキスくらいどうってことないのに、スケコマシは変な唸り声を上げる。

「‥何か欲しいモノ、ある?」

考えた抜いた末の爽介の言葉があまりにお粗末で、鼻で笑う。
“なぁ、なぁ”と爽介が不安げに私の身体をぺたぺた触る。
冷たく、その手を追い払う。
キスをしようとしてきたので、カワイイ顔にアッパーを食らわせた。

『穢らわしい手で触るなでちゅ!
そのカワイイ顔をスプラッタにしてやりまちゅ!』

「‥チンポは見せてないから‥みちる以外見せないから捨てないで…」

今はまだ、わからない。
いっしょに暮らせば、私たちは変わるだろうか。
私たちは素直にお互いの愛情を受け入れることが出来るだろうか。
かけがえのない何かを築くことが出来るだろうか。

*****

その夜は爽介を散々かしずかせ、女王様の気分を満喫した。

翌日、私のために無駄なお金を使いたがる鬼畜下僕に洗濯挟みと指輪を買ってもらった。
ピンクゴールドの台座に、小さなエメラルドがあしらわれたファッションリング。
石がハートの形にカットされているところが可愛い。
舞踏会に着けていくような大きな石の指輪を買おうとする鬼畜下僕をなだめ、普段使い出来そうなものを選ぶ。
何故かご機嫌な鬼畜下僕。

指輪を目にする度に罪悪感を感じさせようと思ったのに、結局、爽介の所有欲と支配欲を満たしただけだった。
イイ気なものだ。
私の親友を味見しておいて、私に大嘘ぶっこきやがって。
小さな地獄を見せてやろう。
覚悟しな!恐怖のどん底に突き落としてやる。
私という女の恐ろしさを思い知らせてやる。

「あ゛~~~~~!!!……」

買い物の隙にくの一の走りを見せ、爽介を撒く。
数時間後、ようやく私を発見した爽介は奇声を発し、へなへなと崩れ落ちた。
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