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第13章 【さよならの向こう側】
精神的にいたぶってやりたい時は、相手の一番嫌がることをしてやればいい。
実に簡単なことだ。

「何で勝手に切っちゃうんだよ‥俺の髪の毛‥」

いっしょに過ごす内に気付いた。
このスケコマシは、どうやら私の長い髪の毛が好きらしい。
最近ではドライヤーやブラッシングもやってくれるし、暇さえあれば私の髪の毛に埋もれて遊んでいる。
だから切ってやった。ザックリ、サッパリ、コケシヘアー。
こんにちは、新しい私。

『髪の毛を切るのに爽介に許可を取る必要なんてない!
アンタの毛じゃない。私の毛だ!みちる毛だ!!』

「よりによって何で妙な髪型にすんだよ~‥
俺のゆるふわ髪はどこに行ったよ~ご丁寧に黒く染め直しやがって‥ブサイクが際立つじゃん!」

『オシオキだ!スケコマシの彼女はコケシだと笑われちまえ!
コンビ名はスケコマシコケシだ!
アンタがオイタをする度に切ってやる。
切り捨て御免!残念無念!次はモヒカンだ!』

*****

部屋に帰るなり、嫌がる爽介を丸裸にひん剥いて腕を縛りつける。

「ヤダッ!俺はそんな気分じゃねぇ‥俺の可愛いみちるを返せ!」

“イヤだイヤだ”と、コケシヘアーがよっぽど嫌なのか、半泣きで抵抗する爽介。

『アンタの可愛いみちるちゃんが私だよ‥孝ちゃんの気持ちがわかるかも。
嫌がるオトコの顔ってソソるね‥』

無理矢理射精させた。

「屈辱だ‥屈辱だ‥コケシにレイプされた…コケシ強姦魔だ。
オマワリにチクってやる!」

ぐずりながら背中を丸める爽介にへばりついて、筋肉質なお尻や腰に噛み付く。
“うっ”と呻くスケコマシ。

『爽介、だーい好き』

すりすり甘えると、ふてくされ魔が大人しくなる。
疑うような眼差しで見つめてくる。
ご自慢の鍛え上げられた肉体をかじる。
くすぐったいのか、爽介が身をよじった。

『他の女の子とチュウしたら、イヤだ』

爽介が小さく笑う。
右手の薬指にはめていた指輪を、左手の薬指にはめ直された。

「俺の可愛い金太郎飴‥」

機嫌を直したのか、口付けられた。
暖かい身体に身を寄せる。

‥難しいことは後で考えよう。
今この瞬間を、目の前にいる爽介を大切にしよう。

*****
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