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第13章 【さよならの向こう側】
*****

予・想・外…
どうしてこんなことになっちゃってるんだろう?

あれから平成ボーイズにナンパされ、真央がフロントに話を通し、10人部屋に通された。
真央と葵を含めた6人組の男の子たちに囲まれる私とマイコ。
逆ハーレムか‥。

いくらむさ苦しいからといって、私たちじゃ役不足では‥と思いきや、マイコの女王様っぷりは健在。
早速男の子たちにかしずかれておられる。

白いタンクトップ、ゆるゆるのチノパン、赤いスニーカーを履いた真央。
黒いキャップを目深に被り、マイコを見つめるその眼は…オトコの眼をしていた。
あかん!眠れる野獣が眼を醒ますやん!

「―みちる。この子、カワイイわ。食べちゃっても問題ないわよね?」

ボディーラインがはっきりわかるコーラルオレンジのワンピースにゴールドの10cmのピンヒール。
先ほどの戯れで髪の毛が若干乱れてるとはいえ、マイコ様はお美しい。

『マイコ‥おっお手柔らかにねっ!』

一応たしなめるけど、マイコの眼がハンターの目付きになっている。
対する真央の眼も、どこで覚えたのか艶かしい。
こっこれは‥“官能の舘”の門を真央も潜ってしまったパターンですか?
やっぱり鬼畜と異常者の血を引いているからですか?
恐ろしい子!
‥自分の身体をそっと抱く私。

そして―葵。
帰還した葵の姿も予想外だった。
葵が、頭を丸めていた。何故に坊主?
ふわふわの黄金の髪の毛はどこに行っちゃったの?
いつものTシャツにハーフパンツ、ビーチサンダルという格好だけど、Tシャツは無地だし、全身黒づくめ。
何だか修行僧みたい‥。インドで世界平和でも説いてきたのかなぁ‥。
カレー好きだもんなぁ。

運命の悪戯か、修行僧葵を目の前にひたすらウーロン茶をすする私。
葵は完全に私を無視している。
両隣を男の子に挟まれた私。
その先の真央とマイコはふたりだけの世界。
いたたまれずに視線を前に戻すと、葵は黙々とピスタチオを食べ、ぐびぐびと喉を鳴らしてジョッキを傾けている。
ギョッとして思わず呟く。

『ビッ‥ビール!』
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