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Re:again
第13章 【さよならの向こう側】
訝りつつ、マイコと新しい水着を買いに行った。
まだまだ頭がお花畑の爽介は、私を甘やかしたくて仕方がないらしい。
甘えるのも愛かと思い、向日葵のサマードレスを買ってもらった。
*****
旅行当日、朝6時にボロアパートの前に集合すると‥。
メンツの中に、葵と早織ちゃんがいた。
『なんでふたりが?』
コソコソと隣人に耳打ちをする。
妖しい目付きをする真央。
「葵は俺の親友だからな。別におかしいことないだろ。なんか困んの?」
すごすごと引き下がる私。
「‥それとな。あのふたり、付き合い始めたらしーぞ」
*****
ピンクのTシャツにジーンズのショートパンツ姿の早織ちゃん。
すらりと伸びた脚が若さを証明するね。
ハイビスカスプリントのマイコと色違いのロングワンピースを着た私。
モノトーンの配色のマイコはキマッてる。
マイコと同じデザインを着ているはずなのに‥私だけちんちくりん。赤×白がいけないの?
「お前、金魚みてぇだな。おそろいじゃねーのかよ?
身の丈にあった服を着ろ。マイコとお前じゃ土台が違う。浮かれすぎだよミジンコ金太郎。なんで似合わねーんだ?ちびだからか?
コケシだからか?
乳くせぇ顔が原因か?」
『爽介だって小さいでしょ!』
楽しい旅行のはずが、爽介の余計な一言で大喧嘩に発展した。
私は一番後ろの席に隔離された。
運転席に爽介、助手席にマイコ。
後部座席の真ん中の列は真央と早織ちゃん。
そして…私の横には葵が座った。
葵が普通に乗り込んできたのには驚いた。
私の存在は無視で、長い脚を組んで眠りの体制に入る葵。
今日もタンクトップ、ハーフパンツ、ビーチサンダルすべてが黒づくめ。
真央は青のタンクトップに膝丈のジーンズ。ピンクのビーチサンダル。
ポニーテールにはキラキラのヘアゴム。
爽介は黄色のタンクトップに迷彩柄のハーフパンツ。黒いビーチサンダル。今日もギャングみたいな大きな茶色いサングラスを掛けている。
タンクトップトリオか‥。
綺麗な寝顔で熟睡中の葵。
寂しいので真央と早織ちゃんの女子トークに混ぜてもらう。
美白ネタで盛り上がるふたり。
真央って‥乙女だ。
「みちるさん、安田君のライヴの時の写メ見ますか?」
まだまだ頭がお花畑の爽介は、私を甘やかしたくて仕方がないらしい。
甘えるのも愛かと思い、向日葵のサマードレスを買ってもらった。
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旅行当日、朝6時にボロアパートの前に集合すると‥。
メンツの中に、葵と早織ちゃんがいた。
『なんでふたりが?』
コソコソと隣人に耳打ちをする。
妖しい目付きをする真央。
「葵は俺の親友だからな。別におかしいことないだろ。なんか困んの?」
すごすごと引き下がる私。
「‥それとな。あのふたり、付き合い始めたらしーぞ」
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ピンクのTシャツにジーンズのショートパンツ姿の早織ちゃん。
すらりと伸びた脚が若さを証明するね。
ハイビスカスプリントのマイコと色違いのロングワンピースを着た私。
モノトーンの配色のマイコはキマッてる。
マイコと同じデザインを着ているはずなのに‥私だけちんちくりん。赤×白がいけないの?
「お前、金魚みてぇだな。おそろいじゃねーのかよ?
身の丈にあった服を着ろ。マイコとお前じゃ土台が違う。浮かれすぎだよミジンコ金太郎。なんで似合わねーんだ?ちびだからか?
コケシだからか?
乳くせぇ顔が原因か?」
『爽介だって小さいでしょ!』
楽しい旅行のはずが、爽介の余計な一言で大喧嘩に発展した。
私は一番後ろの席に隔離された。
運転席に爽介、助手席にマイコ。
後部座席の真ん中の列は真央と早織ちゃん。
そして…私の横には葵が座った。
葵が普通に乗り込んできたのには驚いた。
私の存在は無視で、長い脚を組んで眠りの体制に入る葵。
今日もタンクトップ、ハーフパンツ、ビーチサンダルすべてが黒づくめ。
真央は青のタンクトップに膝丈のジーンズ。ピンクのビーチサンダル。
ポニーテールにはキラキラのヘアゴム。
爽介は黄色のタンクトップに迷彩柄のハーフパンツ。黒いビーチサンダル。今日もギャングみたいな大きな茶色いサングラスを掛けている。
タンクトップトリオか‥。
綺麗な寝顔で熟睡中の葵。
寂しいので真央と早織ちゃんの女子トークに混ぜてもらう。
美白ネタで盛り上がるふたり。
真央って‥乙女だ。
「みちるさん、安田君のライヴの時の写メ見ますか?」