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第13章 【さよならの向こう側】

ふたりともベッドに上がり、命ぜられるまま、爽介のハーフパンツのファスナーを下げる。
ボクサーパンツをずらし、爽介のモノを取り出した。
軽く手のひらで扱く。

「ケツ向けろ」

下着を脚に引っ掛けたままで爽介にお尻を突き出す。
生暖かい舌の感触に酔いしれる。

「サボんな。のろまには餌抜きだ」

爽介の衣服をすべて剥ぎ取り、睾丸を口に含んだ。
獣臭いような、独特な臭気が鼻をつく。
片方を優しく揉みしだきながら、唇でコロコロと転がす。
反り立つモノの筋を指でなぞる。
秘処から爽介の舌が離れた。

「‥暫く出してねぇんだ。だからあんま良く眠れなかった‥みちるがいないとつまらない…お前、小人になれよ。ポケットに入れて持ち歩くから」

秘処に爽介の息が当たる。くすぐったい。

『ちっちゃくなったらセックス出来ないじゃん‥』

爽介が鼻で笑う。

「‥お前も言うなぁ。飴みたいにずっと舌で転がしてやる。
延々と可愛がってやる」

乱れた呼吸を繰り返し、爽介が私のお尻にキスを落とす。
爽介のモノを懸命に舐めていると、膣に何かが挿入された。

『んっ‥なにッ？んー‥硬い‥』

ハァハァと爽介が荒い息を吐きながら、“何か”を抜き差しする。
私の身体を知り尽くしているからか、感じやすい箇所を探り当てていた。
ねだるような高い嬌声が洩れた。

「みちるはココが好きなんだよな？すぐに蜜が溢れる‥」

ジュルジュルと音を立てて爽介が愛液をすする。

「お前が寂しがらないように‥コレをやる。俺がいない時はコレ挿れて、俺の名前を呼んでイケよ。
あぁ‥また出てきた。お前もしなかったの？悪さをしないで俺の帰りを待ってたか？」

朦朧としたまま爽介が握っているモノに眼を走らせる。
どうやらディルドのようだった。
黒いディルドがぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てながら俊敏に動いていた。

爽介の分身は私の口内に収めているのに、爽介の性器がもう1つあるような錯覚を覚えた。
爽介のモノが硬くなる度、ディルドの動きも速くなった。
爽介の律動のタイミングに似ている。
夢中で私の膣を弄る爽介の眼に、濡れた。
睾丸に頬擦りしながら囁く。

『しなかった‥爽介に可愛がって欲しくて…』