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第13章 【さよならの向こう側】
『‥私、免許取ろうかな?
で、マイコちゃんが泣いてる時は車を飛ばすの。ブーンって!』

マイコに抱きつかれながら、笑う。
マイコの華奢な手を擦る。

「‥高速道路、乗れるの?
その前にアンタは標識を覚えられるの?
‥高速バスに乗って新居に押しかけちゃおうかしら?」

『いいね!立ち飲み屋台がいっぱいあるよ。
食べ歩きしようよ!‥どぶろく、買っておくね』

「眠らない街だものね。ホストクラブで肩慣らししたいわ。
みちるを悪の道へ引き摺りこんでやる。
爽介君のポーカーフェイスが崩れる様なんて、見物だわ!酒が進むわよ!」

その姿を想像し、ふたりで吹き出す。

「みちる‥我が侭になりなよ。幸せになるためには、貪欲になりな。…アンタがどんな人間かは私がちゃんとわかってる。アンタのまわりの人間は、皆わかってるから…」

『私‥どんな人間?』

「決まってるじゃない!おとぼけなうすのろよ。アンタって本当、世話の焼ける子!」

*****

マイコのキスの攻撃にキャーキャー騒いでいたら、白いTシャツに着替えた爽介が青醒めて乗り込んできた。

「ほら見ろ~!やっぱりお前らレズじゃねぇか!みちるから離れろよ!
俺のマシュマロを返せ!
デカおっぱい…お前じゃみちるを満足させられねぇ!」

私を抱き締め、グルルとマイコを睨み付ける爽介。

「女の性感帯は知り尽くしてるわよ?
男の嫉妬は見苦しいわ。皆で楽しめば良いじゃない。
今、みちるとホストクラブ巡りをする打ち合わせをしていたの。
爽介君よりもイイ男がいるはずよ」

ケロッと火に油を注ぐマイコ。
本当にイイ性格…。
面白そうなコトに対しての嗅覚が並外れている。
それから暫くの間、爽介とマイコに両腕を引っ張られ続けた。

*****

夕方になり、恋人と親友に引き摺られながら川辺に出た。
孝介が早くもバーベキューの準備をしていた。
さすが段取り男。手際が良い。
真央はキャンプ用の簡易テーブルを組み立てていた。
ふたり共、ハーフパンツタイプの水着を穿いてTシャツやタンクトップを着ている。
葵は施設内の調理スペースで食材の準備をしているとのことだった。

「あっ!みちるさん、髪の毛可愛いですね」
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